横浜市は1月19日、「はれのひ」の被害により成人の日を祝うことができなかった新成人への支援の申し出と被害者を「つなぐ」ため、特設ページ「新成人への善意の輪 ～「はれのひ」の被害にあわれた皆様へ～」を市ホームページに公開した。

キングコングの西野亮廣さんがリベンジ成人式「新成人祝いの会」開催

　今後、被害者に向けたサービス提供や企画などの申し出を一括して掲載していく。また、被害者への支援のため、無償または実費程度で利用できるサービスを提供する企業・個人事業者・NPO法人などからの提案を募集している。

　横浜市の林市長は特設ページに「成人式という一生に一度の晴れの場を笑顔で迎えることができず、本当に辛い思いをされたことと思います。また、この日を楽しみにしてこられたご家族のお気持ちを思いますと、改めて胸が痛みます。心からお見舞い申し上げます。皆様の門出を、改めて晴れやかなものにしたい、明るく前へ踏み出してほしいと、多くの方々がお力を貸してくださっています。こうした善意のお申し出を皆様にお伝えし、お気持ちをつなぐため、本サイトを開設しました」とメッセージを寄せている。

　また、横浜市経済局では、横浜市役所1階「市民相談室」（中区港町1）に 「横浜市『はれのひ』被害者特別法律相談窓口」を設置し、神奈川県弁護士会所属の弁護士による無料の面接相談を行っているほか、横浜市消費生活総合センター（港南区上大岡西1）に「はれのひ」特別相談窓口を設置している。

　お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんは「リベンジ成人式 新成人祝いの会」を企画し、1月12日に自身のブログで発表した。被害者に振り袖レンタル、ヘアメイク、写真撮影、ディナークルーズなどを無償で提供する。開催日は2月4日。

　振り袖販売、レンタル、写真撮影、着付けなどを手がける「はれのひ」（中区桜木町1）は、みなとみらい、八王子、つくば、福岡天神などで店舗営業していたが、成人式の1月8日に突然営業を取りやめ、多くの新成人が被害を受けた。