パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で2月7日、神奈川県下最大級の工業技術・製品総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2018」が開幕した。
39回目の開催となる今回は、会場面積を約1.3倍へ拡張し、「ロボット」「IoT」の特設ゾーンを新設するなど過去最大規模での開催となる。出展数は800社で、団体出展小間数は621小間。
「横浜ものづくりゾーン」には、横浜市の支援メニューを活用した中小企業や、金沢区や都筑区、港北区などで生産・開発活動をしている中小企業がブース出展するほか、横浜市工業技術センターや横浜市工業会連絡会の取り組みなどを紹介する。
「I・TOP横浜ゾーン」は、IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなどを活用したビジネス創出に向けたプラットフォーム「I・TOP横浜」に参加する企業が、中小製造業の生産性向上に役立つソリューションなどを紹介するほか、ドローンの展示・デモンストレーションなどを行っている。
また、特設イベント会場では「3Dプリンターを使ったデジタルモノづくりの紹介」(8日10時45分~)、「金沢臨海部産業団地の新名称スタートアップイベント」(9日11時~)などが行われる。
7日に行われた開会式で、横浜市副市長の渡辺巧教さんは「ものづくりの優れた技術は感動のストーリーを生む。第4次産業革命と言われるAIやIoTを使った技術革新がものすごいスピードで進んでいる。優れた技術を持つ中小企業が集積する横浜・神奈川は一日の長がある。横浜市随一の産業集積地である金沢臨海部産業団地の新たな名称『LINKAI横浜金沢』のスタートアップイベントも開催される。オープンイノベーションの可能性を見いだし、ものづくりの変革を加速する絶好の機会となることを期待したい」と話した。
会期は2月7日~9日。開催時間は10時~17時。会場はパシフィコ横浜 展示ホールA・B・C。入場無料。