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横浜市中区で街歩きゲームブック「演劇クエスト」を無料配布 アプリで商店街特典も

中区役所などで配布する演劇クエスト「冒険の書」

中区役所などで配布する演劇クエスト「冒険の書」

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 横浜市中区で現在、「冒険の書」に記された文章を手がかりにロールプレイングゲーム形式で街中を歩く「演劇クエスト・横濱パサージュ編」が開催されている。

スマホアプリ「中区商店街クエスト」は岩崎学園情報科学専門学校の協力で開発

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 「演劇クエスト」は、読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られた「ゲームブック」をヒントに、批評家の藤原ちからさんが2014年に初めて制作・発表。道順を物語形式で示す本「冒険の書」を配布し、参加者は自分の好きな日程・時間に本を見ながら街を歩く。横浜市中区制90周年を記念して中区役所と経済局が協力して企画した。

 今回の作品は、藤原さんと、若手の演出家やアーティストが執筆した11の短編で構成する。JR桜木町~石川町駅や元町・中華街駅、イオン本牧店などを出発点に、設問ごとに好きな選択肢を選んで自分だけのストーリーを読み進めながら中区内のさまざまな道や施設内を通り、街の魅力を再発見できる。車椅子やベビーカーでもプレー可能な短編や、英語版も用意する。

 また、岩崎学園情報科学専門学校の協力で「演劇クエスト」の道案内となるスマートフォン専用の無料アプリ「中区商店街クエスト」を開発。ダウンロードすると、プレー中に協力店舗で割引やドリンクサービスなどの得点が受けられる。キャンペーンは2月28日まで。

 藤原さんは「初めての方でも、レベル1は簡単。まずは演劇クエストに慣れてから、高いレベルに挑戦してほしい。いろんな楽しみ方をプレーヤーの皆さんに開発してもらえれば」と話している。

 「冒険の書」配布場所は、中区役所、中図書館、中央図書館、横浜市市民情報センター、象の鼻テラス、観光案内所(桜木町駅、横浜駅、新横浜駅)、横浜観光コンベンション・ビューロー、KAATほか。なくなり次第終了。

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