「全ての女性にラクして美しくを」をコンセプトに、ワンピース・スキンケア・パンプス・クラッチバッグの4つのブランドが集結し立ち上がった「ラク美プロジェクト」が、横浜高島屋(横浜市西区南幸1)の「スーツクローゼット」売り場の一角で期間限定のポップアップショップを開催している。
「ラク美プロジェクト」は、働く女性の悩みを痛感しブランドを立ち上げた4人の女性起業家が偶然に出会い、女性をターゲットにした「ラクして美しく」という同じ目的のもと団結したプロジェクト。2017年8月にクラウドファンディングを実施し、約2カ月で目標額の150万円以上の事業資金を集めた。
ブランドは、ワンピースブランドの「Ayuwa(アユワ)」(アユワ・渡部雪絵社長)、スキンケアブランドの「BioMedi(ビオメディ)」(ラウンドリング・岡本鏡子社長)、パンプスブランドの「lelys(ルリス)」(ジーウィック・新出愛華社長)、クラッチバッグブランドの「Riz Clutch(リズ・クラッチ)」(カレイドスタイル・小野梨奈代表)。すべて結婚・出産を経た元会社員が商品を企画・開発したという共通点を持つ。
それぞれの商品には育児や仕事などに追われる忙しい女性に「効率よく」過ごしてもらうための工夫が随所に施され、スタイルアップ効果や着心地を重視したワンピース、敏感肌や乾燥肌にも使えるオールインワンスキンケア、デザインと歩きやすさを重視したパンプス、機能性とデザイン性にこだわったバッグインバッグなどが開発されている。4ブランドはすべて店舗を構えておらず、主にネットを中心に販売しており、口コミで広がっている。
ワンピースの渡部さん、スキンケアの岡本さん、パンプスの新出さん、バッグの小野さんはそれぞれ「一人でも多くの人に知ってもらい、立ち止まっている女性に次の一歩を踏み出してほしい」「徐々に口コミで広がっている。産後は自分に使えるお金が減る。楽にケアできることを知ってほしい」「まずは履いてもらい、実感して欲しい。そのためにポップアップショップは今後もやっていきたい。意見を受けて、今後の開発につなげていきたい」「6つの収納ポケット付きで、細々としたものをスマートに持ち歩ける3ウェイバッグの快適さをぜひ体験して欲しい」と話す。
出産後の女性は選べる選択肢が少なくなり、閉塞感を抱きがちなことに問題意識を持つ同プロジェクト。今後、身の回りにあるものを変えることで、何かを諦めるのではなく「もっと気楽に」「頑張らなくても大丈夫」と思えるきっかけとなる商品開発を展開していくという。
会場は横浜高島屋1階・スーツクローゼット「ラク美プロジェクトPOP UP SHOP」内。17日が最終日。営業時間は10時から20時まで。