西区の藤棚一番街に4月14日、コミュニティスペース「藤棚デパートメント」(横浜市西区中央2)がオープンした。
日替わりカフェや料理教室が開けるシェアキッチンと、セミナーやワークショップにも使えるレンタルスペースを併設する同店。代表の永田賢一郎さんは商店街近くの古いアパートを改装し、自らの住居兼シェアスペース「藤棚のアパートメント」として2016年から運用してきた。祭りなどイベントに携わったことをきっかけに、自身の事務所を兼ねた店舗を持とうと横浜市経済局の「商店街ベストマッチング事業」誘致第1号として藤棚一番街に出店。代替わりで若いメンバーが名を連ねる商店街組合の理事にも加わった。
シェアキッチンは、将来カフェなどを開業したい人が低リスクで挑戦できる「チャレンジショップ」として、毎週月曜、毎週土曜といった曜日ごとの貸し出しを想定。料理教室や飲食の提供も含めた単発のイベントにも利用できる。料金はスポットで半日7,000円~、曜日固定で半日24,000円/月~。
レンタルスペースでは、地域のクリエーターの作品や雑貨、書籍などのセレクト商品の販売、映画上映会などの定期的なイベントも予定している。店舗部分の合計面積は約42平方メートル。
永田さんは「地域に飛び込んでお店をやるのは勇気がいるもの。チャレンジショップというステップを設けることで、まずは商店街や地域との関係づくりをサポートできればと思っている。自分のお店を出店するときには既に街の人に親しまれている、そんな環境が作れれば、商店街で増える空き店舗を有効に活用する担い手も増やしていけるのでは」と話している。
開館時間は原則10時~20時。出店に関する詳細・問い合わせはホームページから。