西前中央商店会と藤棚一番街協同組合(横浜市西区)で7月14日から、「横浜・藤棚シネマ商店街 タムラフキコのキセキ」が開催されている。
商店街の一角に定員28席の映画館「シネマノヴェチェント」(西区中央2)ができたことがきっかけで、映画とアートで商店街を盛り上げようと2016年に始まった同プロジェクト。3回目となる今年は映画「AKIRA」(1988年)「幻魔大戦」(1983年)などの背景画も手がける横浜在住のイラストレーター・タムラフキコさんのイラスト展をメインに、トーク付きの上映会やイラスト講座を実施する。
シネマノヴェチェントでは、タムラさんのお気に入りの映画や同館の箕輪克彦さんが選んだ作品のワンシーンを独自のタッチで描いたイラストと、映画のポスターを合わせて展示。商店街の協力店舗(アンディーヌ、手まり寿司、今井かまぼこ店、友愛セレモニーひるた)では、タムラさんがそれぞれの店舗に合わせて選んだ映画のイラストを展示するほか、ポストカードも配布する。タムラフキコさんによるこどもイラスト講座(一人で参加できる中学生まで)は藤棚デパートメントで8月4日14時~。先着10人無料招待。
7月28日は、商店街近くの萬歳湯(西区中央1)でモノクロ無声映画「キートンの大列車追跡」の銭湯上映会を開催(18時30分~)。活弁士の檀鼓太郎さんと「城田有子&Co.」による生伴奏、檀さんとタムラさんによるトーク付き。先着40人無料招待。
同日14時からは、藤棚デパートメント(西区中央2)で「魚津のパン屋さん」(2015年、市川徹監督)の上映会と、同作品に出演する女優の竹内晶子さんによるトークも行う。料金は1,000円。
横浜・藤棚シネマ商店街実行委員会の今井宏之さんは「初年度に好評だった活弁士と生演奏付きの銭湯上映会が復活したので、ぜひ足を運んでもらいたい。昨年は商店街で映画の撮影もあり、だんだんと映画絡みの話しが増えている。来年も力を入れていきたい」と話す。
イラスト展は8月13日まで。上映会や講座に関する問い合わせ・申し込みはそれぞれシネマノヴェチェントおよび藤棚デパートメントのホームページから。