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豪雨被災の岡山へ無料ボランティアバス 神奈川県内の災害ボランティア団体が連携

ボランティアバス(イメージ)

ボランティアバス(イメージ)

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 2018年6月28日から7月8日頃にかけて西日本を襲った「2018年7月豪雨」と名付けられた大雨は、河川氾濫や土砂崩れなどによって死者220人・行方不明者9人など、西日本地方に多くの被害を引き起こした。

かながわ311ネットワークのスタッフが撮影した岡山県倉敷市真備地区の街中の様子

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 被災地の復旧・復興に欠かせないボランティア活動をサポートするために、かながわ県民活動サポートセンター内の「かながわ災害救援ボランティア活動支援室」(横浜市神奈川区鶴屋町2)で活動する災害救援ボランティア団体と、社会福祉法人「神奈川県共同募金会」・「神奈川県社会福祉協議会」、同センターを構成員としたボランティア派遣プロジェクトがスタートした。

 プロジェクト参加団体が被災地の活動情報を共有し、各団体が企画・実施するボランティア派遣事業に相互協力する。さらに、被災地での県民のボランティア活動を促進することで、神奈川県で大規模災害が起きた際にボランティアを受け入れる「受援力」を高めることを目的としている。

 プロジェクトでは、夏季限定で参加費無料で岡山県行きボランティアバス(以下、ボラバス)を運行する。現地では、水害被災家屋内・周辺の被災物・土砂の撤去、家財の運び出しなどの作業を担う。

 今回のボラバスは、次代の防災・減災活動を担う若者の参加を促進するため参加費は無料。高校生・大学生に参加を呼びかけている。初めてボランティアに参加する希望者は、7月31日と8月7日夜に、かながわ県民センターで主催団体が行う事前研修の受講を必須とする。次世代のボランティアを育てる趣旨の下、申込み多数の場合は高校生・大学生など若者の参加を優先する。

 ボラバスの運行を行う認定NPO法人かながわ311ネットワーク代表理事の伊藤朋子さんは「今回は倉敷市真備地区で活動する予定。地区は大きな被害を受け壊滅状態に近い。現地からもボランティアが足りないとの連絡を受けている。夏休みなので若い人たちの参加を期待している」と話している。

 ボラバス第1弾は8月3日出発で満席キャンセル待ち。第2弾は、8月7日~ 9日に運行する。1日目は、横浜駅を20時30分に出発し車中泊。2日目に作業し、3日目早朝に横浜に戻る日程。ボランティア研修など詳細の予定はホームページなどに掲載している。ボラバスは、8月中旬以降にも運行を予定している。

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