泰生ポーチフロント(横浜市中区相生町2)で8月9日、横浜のウォールペイントの創始者のロコ・サトシさんによる「画業40周年ロコ・サトシさん公開トーク『ヨコハマとみなさんのおかげです! ギャラリートークvol.1』」が開催される。
ロコ・サトシさんの40年にわたる画業を振り返り、横浜とのかかわりや今後の活動などについて伺う。トーク後半には、舞台芸術家で、初期の頃からロコさんの画業を支え続けてきた岩崎博物館(ゲーテ座)の小池成樹さんもトークに参加する。
関内桜通り沿いのクリエーターが集積するビル「泰生ポーチ」1階の「泰生ポーチフロント」で、作品の展示をするアーティストに公開インタビューをする「ギャラリートーク」の第1弾で、ブリキのおもちゃ博物館館長の北原照久さんほか、ロコさんにゆかりがあるコメンテーターをゲストとして招く。
ロコさんは、1970年代から現在にわたり、東急東横線の旧桜木町駅近くの高架下のストリートペイントや、1989年の横浜博覧会のパビリオン、横浜市営バスの車両、横浜ジャズプロムナードのビジュアルなどを手掛けてきた。
2006年に横浜・黄金町の京急高架下で地元小学生と一緒に絵を描くなど、横浜の景観に数々の作品を提供。作家活動と並行してさまざまなワークショップを行い、特に美術を通して子どもたちの生活や学校の環境づくりなどに力を入れている。1990年より横浜市の姉妹都市・サンディエゴ市(米国)にも拠点を構え、その活動に対し市長より謝意宣言書が発布されたほか、ボブ・マレー生誕50周年記念コンサートでは平和賞受賞、1999年に横浜市文化賞奨励賞の芸術部門賞を受賞している。
イベントに合わせて8月2日から、ロコ・サトシさんの作品を泰生ポーチフロントの壁面に展示し、店内のモニターでこれまで40年の活動を映像で紹介している。展示は、同スペースで火曜日から金曜日の8時から14時に開店している「パン屋のおやじ」の営業時間内に観覧できる。
ロコさんは「ヨコハマとみなさまのおかげさまで40年続けてこられました。さらに今までにない大きな規模の個展『Rocco′s American Life』が9月17日からカリフォルニアサンディエゴの市民の方々の主催で始まる。心より感謝します」と話す。
開催時間は19時から21時。参加費は1,000円(ワンドリンク付)。予約・問合せはNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ(TEL 045-664-9009)まで。