平和をテーマに、これまで数々の作品を募集し表彰してきた一般社団法人「国際平和映像祭」は、「平和」をテーマにした映像作品の募集、出展ブースの利用団体を募集している。
国際平和映像祭(UFPFF)は、平和をテーマにした映像祭で、世界中の若者が映像によって互いを知り、国を越えたつながりを持ってほしいという願いの下、2011年より毎年9月21日の国連が定めた国際平和デー、通称ピースデーに合わせて日本で開催されている。5分以内の「平和」をテーマにした映像を募集し、応募作品の中から優秀な作品を選出。祭典当日はアーティストや国内外からの著名人などのゲストトークを交えながら、上映・表彰するという内容で、2018年で8回目の開催となる。今年は9月22日にJICA横浜(横浜市中区新港2)で開催される。
同映像祭を運営する「一般社団法人 国際平和映像祭」は9月の本イベントに先立ち、各地でプレイベントを実施。3月にJICA地球ひろば(東京都新宿区)で開催されたキックオフイベントを皮切りに、YouTubeではピースデー制定立役者であるジェレミー・ギリのドキュメンタリー映画公開。4月には「映像・メディアの力で世界を変える」をテーマにしたスペシャルイベント公開、6月には映画製作に初めて取り組む人への「1日で学ぶ映画製作ワークショップ」が実施され、横浜開港記念館(中区本町1)では横浜初のキックオフイベントが開催された。8月中にもプレイベントが予定されているなど、準備に余念がない。
当初は7月21日までだった映像作品エントリー期間を「戦争や紛争からイメージする平和だけでなく、家族・愛・優しさ・つながりなど、日常から見いだせる幅広い平和を対象とし、より多くの方々に参加してほしい」という目的から、8月15日までに延長した。
同時に、出展ブースを利用したいNGO/NPOや国際協力系の学生団体なども募集中。例年国際問題に関心の高い200名ほどが集う本会場を、仲間づくりや活動認知の場にしてほしいとの考え。
国際平和映像祭事務局スタッフの鈴木ゆりりさんは「プロの鋭い表現や、思わず笑ってしまう温かい作品など、毎年多種多様な映像の応募がある。『平和』というテーマだからと難しく考えずに、どなたでも気軽に、それぞれの思う『平和』を表現したものを応募していただければ」と話している。
作品エントリーや出展ブースの利用についてはホームページ参照。