京浜急行電鉄(東京都港区)は、横浜市の環境保全活動をサポートするチャリティー商品「ノルエコけいきゅんぬいぐるみ」を発売し、売上額全額を横浜市に寄付した。
京急電鉄は、横浜市が実施している「豊かな水・緑環境」「安全・安心な生活環境」を次世代へ伝えるための環境活動に賛同し、2018年6月1日~30日の期間限定・500個限定でオリジナルチャリティー商品である「ノルエコけいきゅん」を販売した。
普段は赤い「けいきゅん」を、緑色に変えたことで評判を呼び、1個1,500円の「ノルエコけいきゅん」は即日完売。総売上げ額から消費税を除いた69万4,500円全額を横浜市の「横浜市環境保全基金」に寄付した。
「ノルエコ」は、環境負荷の多い自家用車から、環境に優しい鉄道やバスなどの公共交通機関に乗り換える「モーダルシフト」を推進する活動。「乗る(ノル)だけでエコ」=「ノルエコ」として2011年からPRしている。京急グループのCSR活動のうちの一つ。
8月1日に、横浜市役所市庁舎で、京急電鉄から寄付金の贈呈、横浜市から感謝状を贈呈する式典が行われた。林文子市長から感謝状を手渡された原田一之取締役社長は「ちょうど120周年を迎えたこともあり、ぜひ『ノルエコ』を横浜市と一緒になって広めていきたい」と話した。
また、林文子市長は「けいきゅん、可愛いですね。このたびは、たくさんの寄付を本当にありがとうございます。ノルエコは本当に素晴らしい企画。横浜市もSDGs未来都市として政府から選定いただいたこともあり、持続可能な開発目標をもとに環境の政策についてしっかりと取り組みながらPRしていきたい」と話した。
横浜市環境保全基金は、横浜市の良好な環境の保全・創造が図れるように、環境保全活動を支援するための寄付制度。環境保全に関するイベントや、環境活動団体に対する表彰制度、環境活動団体への助成制度などに活用される。