ナビオス横浜前(横浜市中区新港2)で10月6日、「横浜新港・さんま祭り」が開催された。
さんま祭りに駆けつけた気仙沼市観光キャラクターの「ホヤぼーや」
会場では、横浜南部市場で働く有志などによる「愛と勇気とさんま実行委員会」(横浜市神奈川区)と、気仙沼市の有志たちが、今が旬の気仙沼市産の焼きたてのさんま1,500尾と、さんまのつみれ汁500杯を振る舞った。主催は横浜ワールドーターズを運営する横浜インポートマート(中区新港2)と気仙沼市。
さんま祭りは「横浜から気仙沼へエールを贈ろう!東北の食・応援チャリティイベント」として、東日本大震災翌年の2012年3月11日から毎年春に開催されており、今回で10回目となる。旬のさんまのおいしさを味わってほしいとの思いから2016年から秋にも開催されている。イベントで集まった募金は、気仙沼市へ義援金として全額寄付される。
ポップアップショップでは気仙沼ソウルフードのご当地パン「クリームサンド」や「ホヤ醤油」、牡蠣(カキ)やホタテの加工品など気仙沼市の物産などを販売した。気仙沼市観光キャラクター「ホヤぼーや」との写真撮影や、首都圏の大学生らによるコーラスグループ「Always with Smile」によるライブも行われた。
横浜インポートマート代表取締役の高梨陽一さんは「災害の記憶を留め、風化させないようにしたい。気仙沼市のおいしい食材などの物産振興を紹介することで、気仙沼の街の活性化につながれば」と思いを語った。
横浜ワールドポーターズ内の飲食店では「気仙沼食材フェア」が開催されている。参加店はSARIO 聘珍茶寮、ハワイアンタウンHALENOHEA、まぐろ問屋 三浦三崎港、デッキストリートアジアン鉄板屋台料理SORAKARA、とんかつ かつ楽、フェスタガーデン、はーべすと。気仙沼市の食材を使ったメニューを提供し、気仙沼産食材の魅力をPRしている。10月8日まで。
横浜インポートマートと宮城県気仙沼市は、震災復興と相互の持続的発展を目的とし連携協力協定を締結している。横浜ワールドポーターズ2階の「ヨコハマ・ポート・マーケット」内の気仙沼の物産を紹介するショップ「気仙沼PORT」では、海産物の加工品や帆布雑貨などを販売している。