神奈川県庁や横浜開港資料館などの歴史的な建造物が建ち並ぶ日本大通りで10月7日、毎週日曜日の歩行者天国が始まった。
実施区間は港郵便局前交差点~横浜開港資料館前交差点の約130メートル。日本大通りではさまざまなイベントが開催されているが、イベントが無い週末にも、日本大通りや国登録有形文化財である神奈川県庁舎など、横浜開港の歴史や魅力をアピールするために、歩行者天国とすることになった。
日本大通りは、1871年に英国人のR・H・ブラントンが設計し、1899年までに完成。2001年に歩道を広げて現在の姿となった。総延長は約430メートル。イチョウ並木や築100年を超える建物などがあり、国登録記念物である「名勝」に指定されている。
また、日本大通りの道路空間の利用は、これまでは県や市が主催や後援をするイベントに限って開催が認められていた。2019年4月からは、さまざまな開発が進む関内駅周辺の更なるにぎわい創出に向けて、民間主体のイベントなども開催できるように検討が進められている。
横浜市では、イベント事業者が手続きを円滑に進められるよう、年内を目途に、具体的な仕組みや内容等を記載した新たな「日本大通りイベント実施ガイド」を作成する予定。