京セラ(京都府京都市)が、横浜みなとみらい21地区に新たな研究所「みなとみらいリサーチセンター(仮称)」(横浜市西区みなとみらい3)を設立する。
新研究所は、みなとみらい21地区32街区のみなとみらい駅近くにあるビル「OCEAN GATE MINATO MIRAI」の1階、3階、5階、6階に入居。延床面積は7,800平方メートル。同ビルは、2017年7月に完成した地上15階、高さ約77メートルのオフィスビル。
工事開始は、2019年2月下旬以降。研究所は、2019年5月下旬以降に順次稼働を開始する予定。
現在、京セラは首都圏では、横浜市内に2カ所、東京都内に1カ所の計3カ所に研究開発拠点を持ち、主に通信コミュニケーション関連や自動車関連、環境エネルギー関連のソフトウェアやシステムの研究開発を実施している。
IoT、人工知能(AI)、ロボティクス、自動運転など新しい技術革新が進展していく中、新設する「みなとみらいリサーチセンター(仮称)」に首都圏3カ所の研究機能を集約し、ソフトウェアやシステムの研究開発体制の強化を図る。
研究所には、企業の研究所などが多く集積する同地区のロケーションを生かし、オープンイノベーションを一層推進するための「共創スペース」を設置。社内外の多くの人が出会い、活発に交流、触発、協力しあいながら、新たな価値を生み出す取り組みを進めていく。
みなとみらい21事業の着工は1983年11月。同地区では、オフィスビル、国際交流拠点、商業施設、文化施設、都市型住宅、ホテルなどの複合的な開発が進められてきた。
今後さらに、京急グループ、資生堂、村田製作所、LGグループなどの多くの国内グローバル企業や外資系企業の本社、支社、事業所、研究開発(R&D)拠点や、神奈川大学の「みなとみらいキャンパス」、ぴあの1万人規模のコンサートアリーナ、ケン・コーポレーションの2万人規模の音楽専用アリーナ、コーエーテクモゲームスの約2,000人収容のライブハウス型ホール「(仮称)KT ZeppYokohama」などのエンターテインメント施設の開設などが予定されている。