みなとみらい21地区44街区に2022年春、ラグジュアリーホテル「ウェスティンホテル横浜(The Westin Yokohama)」(横浜市西区みなとみらい4)が開業する。
ホテルは、マリオット・インターナショナルが、世界40カ国・地域に200軒のホテルを展開する「ウェスティン」のブランドで、総客室数は、ホテル373室、レストラン、バンケット、フィットネス、商業施設などを備える。
建物は鉄骨造・地上24階で、延床面積は約64,700平方メートル。工期は2019年10月~2022年1月末。開業時期は2022年5月の予定。事業は、積水ハウス(大阪市北区)が事業主となりプロジェクトマネジメントを行い、世界的なホテルチェーンのマリオット・インターナショナル(米国メリーランド州)がホテル運営を行う。
また、201室を備える長期滞在対応型の別ブランドのホテルを併設し、多様化するニーズに対応し、観光・MICE都市の実現を目指す横浜市の魅力向上を目指す。
両者は11月30日付けの記者発表で「各種特色のあるサービスも提供し、1日を快適に過ごせる宿泊体験だけでなく、ウェスティンブランドを代表する身体的・精神的・社会的に充実し満足度の高い滞在をゲストに提供していく」とコメントしている。
建設地は、みなとみらい線「みなとみらい駅」「新高島駅」から徒歩約5分の位置で、2017年8月まで商業施設「アルカエフ」として、ホームセンター「セキチュー 横浜みなとみらい店」と「生鮮館 みなとみらい店」が営業していた。
みなとみらい21中央地区44街区南側の約9,605平方メートルの建設地は、約1万人を収容する大型音楽アリーナ「ぴあMMアリーナ」(仮称、2020年春開業予定)に隣接する。大通りの向かいには、2021年4月に「神奈川大学 みなとみらいキャンパス」が開校する。土地は、UR都市再生機構が2016年12月に実施した入札で、積水ハウスが87億円で落札した。
横浜市は11月29日付で、積水ハウスのウェスティンホテル横浜の建設計画を企業立地促進条例に基づく事業計画として認定。ホテルの新設に係る投下資本額333億6,800万円のうち、助成金と税軽減で47億7,400万円の支援を予定している。