Bリーグ所属のプロバスケットボールチーム「横浜ビー・コルセアーズ」は、12月8日からの第12節で川崎ブレイブサンダースと川崎市とどろきアリーナ(川崎市中原区等々力)で対戦し94-55で勝利を逃した。
試合後の会見でトーマス・ウィスマンヘッドコーチは、「敗因はディフェンス」とひと言で総括。「川崎の平均得点が73点。第3Qで既に73点を取られていた。このことがディフェンスに問題があることを明確にしている」とした。ヘッドコーチは、「現在、横浜はB1で闘うチームづくりのために変化しているとき。故障者もあり新メンバーの稼働もこれから」とコメントした。
第1Q(クォーター)は、川崎のニック・ファジーカス選手(#22)が連続してシュートを決めるなど川崎のリズム。横浜は流れを止めることができずダブルスコアに。流れはそのまま変わらず、第4Qで中村太一選手(#6)が3ポイント2本を含む3本を決めるも既に遅く反撃のリズムはそこまで。94-55の大差の結果となった。
川崎ブレイブサンダースサンダースと横浜ビー・コルセアーズは、それぞれのホームタウンを拠点にしてバスケットボールを盛り上げ、観戦者やプレイヤーの増加を目指して共同プロモーション「神奈川ダービー」を展開している。この日のゲームには神奈川県の黒岩祐治知事も観戦。「どちらを応援しているのだろう」「どっちもよ」の声も上がりほほえましい一幕もあった。
10月31日に開催された「神奈川ダービー開催記者会見」に出席した細谷将司キャプテン(#0)は、「併せて川崎にまだ1勝もしていないので勝ってブースターに良い刺激を感じてもらいたい」との願いを言葉にしていた。この思いで挑む第2戦は、12月9日16時5分にティップオフ。