先進国が共同で取り組む地球温暖化防止への枠組み「京都議定書」から21年目となる12月11日、ランドマークタワーや横浜コスモワールドの大観覧車「コスモクロック」などの市内協力施設35カ所と、スターバックス48店舗が合同でライトダウンイベント「Nothing is Charming」が開催される。主催は横浜市とスターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)。
「Nothing is Charming」は「ない」ことの中に楽しさや豊かさを見つけようというエコアクション。物や情報が飽和する時代に、当たり前にあるものを「なくす」ことで、参加者の心に「ある」ことの意味を問いかけ、気持ちや気づきの共有を試みる。それと同時に「ない」ことを特別な時間として捉え「自身のライフスタイルを改めて考え直すきっかけづくりにすること」を目的としている。
横浜市の担当者は「普段、地球の環境について考える方は、熱心な方とそうでない方、年齢層によっても差がある。今回はスターバックスの発信力をいかし、新たな層に生活の中で『ある』ことと『ない』ことを考えてもらえるきっかけにしたい」と話している。
スターバックスコーヒージャパンの担当者は「スターバックス店舗では、いつもはある明かりがなくなる。エコや環境と身構えず、幅広い方に気軽に参加してほしい。忙しい日常の合間に、一人で、または大切な人といつもよりもゆったりとした『ない』ことを楽しむ特別な時間を過ごして欲しい」と話している。
またイベント開催中にスターバックス48店舗ではライトダウン限定イベント「みんなで楽しむ折り紙ランタンのワークショップ」を開催する。ロウソク型LEDライトにかぶせるランタンを制作し、非日常的な雰囲気が楽しめる。ワークショップは19時からで参加費無料(事前予約不要)。
協力施設・団体は、アイ・ティー・エックス、アニヴェルセル みなとみらい横浜、大川印刷、みなとみらい学園、キョウデン 横浜事業所、クイーンズタワーA、グローバルラーニングセンター、JVCケンウッド本社・横浜事業所、JICA横浜、湘南検診クリニック ココットさくら館 、ナビオス横浜、ニコン 横浜製作所、日揮、日産自動車グローバル本社、日産スタジアム、日本丸メモリアルパーク、富士ソフトビル、三菱重工横浜ビル、みなとみらい東急スクエア、みなとみらい二十一熱供給、森永製菓 鶴見工場、UR都市機構、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、よこはまコスモワールド、横浜美術館、横浜ベイホテル東急、横浜ポルタ、横浜ランドマークタワー、ローム 横浜テクノロジーセンター、横浜市役所。
横浜市内協力施設35カ所の消灯時間は19時30分~19時40分。横浜市内スターバックス48店舗の消灯時間は19時20分~20時。