横浜フリエスポーツクラブ(横浜FC)と よしもとクリエイティブ・エージェンシー(東京都新宿区)は、1月15日に日本サッカー協会で記者会見を行い「戦略的マーケティングパートナーシップ」の契約を締結したと発表した。
「エンターテインメントのノウハウを持つよしもととの連携が大きな力になる」と話す横浜FCの上尾和大代表取締役COO
よしもとクリエイティブ・エージェンシーは、契約締結により、横浜FCのマーケティング戦略の立案、ファンコミュニケーション及びプロモーションに関する総合ソリューションの提供を行う。併せて経営・事業コンサルティングを担い、集客と売り上げ向上を支援する。
横浜FCの上尾和大代表取締役COOは、「エンターテインメントのノウハウを持つよしもとクリエイティブエージェンシーとの連携が横浜FCにとって大きな力になる」と期待を込めた。楽しいときや悲しいときに人とのつながりが大切で、サッカーのスタジアムには、ファン同志のふれあいや、懸命にプレーする選手の姿があり、人々とともにつながりながら進むことができるとした。上尾さんは、「こうした役割を私たちのミッションとして位置づけクラブの新たな魅力にしていきたい」と抱負を話した。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーの久保大輔さんは、「アスリートのマネージメント、スポーツ大会の企画・運営、スポーツクラブのコンサルティングなど3領域でノウハウの提供を行っている。これを生かして横浜の人々が持つ課題をサッカーのという一つの手段で解決していきたい」と話す。
既にクラブの運営メンバーによるSNSメディアでのファンコミュニケーション活動や、スタジアムで上映される映像を「パラデル漫画」の本多修さんに依頼し、現在制作が始まっている。本田さんが確立した「パラデル漫画」とは、用紙やセルに絵を描いたアニメーションに実写部分を取り入れ、漫画から現実社会に出てくる表現方法で作られる作品。「パラパラ漫画から出てくる」から「パラデル漫画」と自ら命名し、多くのファンがいる。「この作品がスタジアムを一つにする」と久保さんは期待する。