障害のある人のスポーツ写真を展示するパラフォト展「横浜パラスポーツ写真展」が、横浜山手234番館(横浜市中区山手町234)で開催されている。29日まで。
写真展に参加しているのはパラスポーツをテーマに活動する、プロカメラマン、フォトジャーナリスト、主婦、会社員、大学生など10人の写真家たち。
主催は、2000年のシドニーパラリンピックから障害のある人のスポーツ大会の報道に取り組んできたNPO法人国際障害者スポーツ写真連絡協議会(通称:パラフォト、横浜市中区鷺山20)。
2020年の東京パラリンピックに向けて、障害のある人のスポーツ「パラスポーツ」が注目されている中、「障害のある人のスポーツ『パラスポーツ』の魅力を、地域の人たちに伝えたい」と、写真展では約40点の写真を紹介している。
26日と27日には「イマジネーション写真お試し交流会」として、目を使わない人と写真を通じた交流ができるワークショップも行われる。参加者はアイマスクをつけて、アテンドスタッフとともに、「聴くことによる写真鑑賞」を楽しむことができる。
同展の企画を担当した国際障害者スポーツ写真連絡協議会・パラフォトの佐々木延江さんは「パラスポーツには観る者のバリアを一瞬で溶かす威力がある。山下公園を舞台に開催される世界トライアスロンシリーズでは各国から約60人のパラアスリートが来日している。オリパラ競技の国際大会が同時開催されているのは全国でも横浜のみ。パラスポーツに心を奪われ、驚きと、感動の中で撮影した写真の中からセレクトした写真で、横浜の住民や、観光で訪れる皆さまにパラスポーツの魅力をお伝えできれば」と話している。
会期は1月24日~29日。開催時間は9時30分~17時(最終日・29日は15時まで)。入場無料。