横浜中華街で2月5日から19日まで、中国の旧暦正月を祝う「2019春節」が開催される。
「春節」とは旧暦の元旦(旧正月)のこと。中国では新暦の正月(新正月)より春節を盛大に祝う習慣があり、中国の多くの地方では獅子舞や龍舞とともに太鼓やドラを打ち鳴らし、新たな年の五穀豊穣と無病息災を願う。
2月4日の春節前夜の深夜0時には、関帝廟(かんていびょう)と媽祖廟(まそびょう)で新年を迎える春節カウントダウン、2月5日の春節の当日は伝統の獅子舞「採青(さいちん)」を実施。採青では、白や黄色などに彩色された獅子舞が5コースに分かれ、各店舗の商売繁盛や五穀豊穣を祈願して舞い、店頭に吊るされたご祝儀の紅包(ほんぱお)をくわえ取る。開催時間は14時30分~20時。
華やかな皇帝衣装隊に加え、獅子舞や龍舞が中華街を練り歩く祝舞パレード「祝舞遊行(しゅくまいゆうこう)」は2月16日に実施。華やかな皇帝衣装隊に加え、獅子や龍が登場する。
最終日の19日は、媽祖廟で心の安らぎを天に届ける「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」を行い、中華街の舞姫や舞踊組が奉納舞を披露し、願い事や夢を書き込んだメッセージ燈籠(とうろう)を奉納する。
また、中国風のあずま屋がある山下町公園では、獅子舞・龍舞・舞踊・中国雑技など中国伝統芸能を披露する春節娯楽表演(しゅんせつごらくひょうえん)が、9日・10日・11日・17日に開催される。
横浜中華街では、おもてなしのイルミネーションイベント「Y154メモリアル春節燈花」が開催されている。春節燈花の点灯時間は16時~23時、点灯は2月28日まで。