千葉県御宿町の魅力を伝える「千葉・御宿町PRイベント in 横浜~食べて飲んで話して感じる御宿の魅力Vol.2」が3月7日、関内のクリエイティブスペース「泰生ポーチ」(横浜市中区相生町2)で開催される。主催は、オール・ニッポン・レノベーション(千葉県夷隅郡御宿町)。
東京から御宿町に移住した地域おこし協力隊員が、多様化する現代のライフスタイルの中で御宿町を選んでもらおうと、御宿町企画財政課とまちづくり会社、町内事業者が手を組み、御宿町のPRイベントを企画。町を肌で感じてもらうため、トークに加え、千葉の産品を使った食事と飲み物を用意する。食事は、横浜から御宿への移住者が経営するレストラン「Kitchen Handy (キッチンハンディ)」(御宿町浜352)が提供する。
御宿町へのU・J・Iターン者や、御宿町でプロジェクトを展開している事業者などによる「本音トーク」では、旅館「御宿 海楽」の三代目店主の中村和史さん、イチゴや米の栽培などを行っている「大地(おおち)農園」の二代目園主の大地雅子さん、中華料理「庄吉」の次期店主の市東忠之さんが登壇する。
話題提供として、横浜在住で御宿で地域活性化事業を展開する建築家の一色ヒロタカさん、御宿駅近くに新たな拠点の設置運営を企画している山下大地さん、ランドスケープアーキテクト連盟の鈴木裕治さんが、御宿で展開しているそれぞれのプロジェクト紹介をする。
大地雅子さんは「もともといろいろな職種の仕事を経験してみたいと思って、履歴書に書ききれないくらいいろいろな仕事・職場を経験した。将来カフェを開業することを目指している学生時代からの友人に『愚為庵(ぐいあん、母が経営する農家レストラン)があって大地農園があって、あなたは恵まれている』と言われたことをきっかけに、実家がある御宿で就農した」と話す。「就農というと農作物を作るだけのイメージかもしれないが、私の目指す農業は6次産業に特化したもの。両親が作り上げた大地農園と愚為庵を活かせる新たな農業を目指したい」と意気込む。
御宿町は千葉県の南東、房総半島の東に位置し、東京駅まで特急で80分の距離にある面積約25平方キロメートルのコンパクトな町。キンメダイや伊勢えび、アワビなどの魚介類や、米などの特産品がある。海岸には約2キロメートルに渡る白い砂浜が広がり、画家・詩人の加藤まさをさんが童謡「月の沙漠」を作詞した舞台となった。
開催時間は19時~21時30分(18時30分開場)。参加費2,000円。千葉の産品を使った食事と乾杯用の地酒付き。