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JICA横浜でペルー日本人移民120周年記念企画展「マチュピチュ村を拓いた男」

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 ペルー日本人移民120周年記念企画展示「マチュピチュ村を拓いた男 野内与吉とペルー日本人移民の歴史」がJICA横浜2階の海外移住資料館企画展示室(横浜市中区新港2)で現在行われている。

ペルー日本人移民120周年記念企画展示オープニングセレモニーの集合写真

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 現在年間100万人もの観光客が訪れるペルーのマチュピチュ遺跡。世界的な観光地となった背景には、その玄関口であるマチュピチュ村の開拓があった。マチュピチュ村をつくり、発展に尽くしたのは日本人である野内与吉さんだったことはあまり知られていない。今年はペルー日本人移民120周年にあたる。

 同企画はマチュピチュ村のために貢献した野内さんに焦点を当てるほか、ペルーの日本人移民たちが困難に遭遇しながらも乗り越え、ペルーにおける日系社会を形成してきた足跡や、ペルー考古学研究の発展に寄与した日本人、二、三世が活躍する現在のペルー日系社会を紹介する。併せて、野内さんの故郷である福島県大玉村に創設され「野内与吉資料館」(福島県安達郡大玉村玉井西庵)から野内さんの遺品である手作りの工具などを借りて展示する。

 3月1日には、同所でオープニングセレモニーが行われた。野内さんの孫で日本マチュピチュ協会会長を務める野内セサル良郎さんをはじめ、ペルー共和国のハロルド・フォルサイト大使らが参列した。

 野内セサル良郎さんは「記念すべきこの日にこの場所であいさつできることを光栄に思う。ペルー日本人移民120周年を迎えられたのは、ペルーへ渡った移民が後継者の生活をよりよい生活にすべく、忍耐を積み重ねて切り開いたおかげ。これからも移民の歴史を紹介する活動を続けていく」とあいさつした。

 開館時間は10時~18時。休館は月曜日。入場無料。5月26日まで。

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