みなとみらい線・みなとみらい駅の地下コンコース半円筒型空間「みらいチューブ」で、「駅ナカ 古本ワインフェスタ」が開催されている。
「駅ナカ古本まつり」は、昨年12月に初開催され、大規模の古本市として話題を呼んだ。今回は、本とワインのコラボイベントとしたという。会期は4月18日~24日。ワインのほか世界の料理を提供する飲食系ブースなども出店する。
ワインは、チェコ・ルーマニア・モルドバなどの東ヨーロッパ産ワインや、イラン・レバノンなどの中東産ワイン、カナダ産のワインなど国際色豊か。イラン古来の方法を用いてカルフォルニアで製造されたワインや、旧東ドイツのワインなど珍しいワインも紹介する。無料で試飲もできる。
また、チェコ産のビール、カクテルや割るものとしても人気なメープルシロップになるの前の樹液(カナダ産)、ルーマニア産のはちみつ、モルドバ産のウォールナッツオイル、カナダ産のサーモンジャーキーなど、販売ブースもお酒が飲めない人も楽しめる。
日替わりで出店者が変わるランチブースでは、生ハムなどのスペイン料理を提供する。また、夜限定でワインバーも展開する。
今週末には、ライブも開催。4月20日18時からは、アコーディオン奏者の古田朝映さんによるライブが、21日12時・14時・16時からはパンフルート奏者の櫻岡史子さんと古田朝映さんのコラボライブが行われる。
古本の販売は、神奈川古書組合の協力も得て実施。漫画、雑誌、絵本、パンフレットのほか、特集ブースとして横浜市の歴史がわかる郷土史コーナー「開港資料に見るみなとみらい地区の変遷」も併設する。
イベントを主催するNPO法人ちいき未来(横浜市神奈川区)理事長の斉藤隆さんは「みなとみらい駅の利用者は、東急側に行くことが多く、みらいチューブが普段あまり使われていない。ここで定期的にイベントを開催することで、乗降客や地域の皆さんに、イベント感やワクワク感を味わってほしい」と話している。
今後は、6月9日にJリーグとも提携している「全日本おはじきサッカー選手権」。8月12日に、みらいチューブの隣のギャラリーエムで女性起業家のエステやマッサージのイベント。8月17日に、落語の協会の垣根を越えて結成された20人の女性による「落語ガールズ」によるイベントなどを開催予定。これまでに、浴衣の着付け、ダンス公演や、「和」をテーマとするイベントなどを通じて、日本文化を発信する「駅ナカ寄席」が年に1~2回開催されている。
会期は4月18日~24日、11時~20時。ワインなどの飲食ブースは21日まで。