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横浜シネマリンで電動車椅子サッカーの映画「蹴る」 7日に最終上映

上映初日の5月25日の舞台挨拶に登壇した監督の中村和彦さん

上映初日の5月25日の舞台挨拶に登壇した監督の中村和彦さん

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 電動車椅子サッカードキュメンタリー映画「蹴る」が伊勢佐木町のミニシアター「横浜シネマリン」(横浜市中区長者町6)で上映されている。

映画「蹴る」のチラシ

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 映画は2011年7月に「なでしこジャパン」のワールドカップ優勝の前日に行われた、電動車椅子サッカー日本代表と関東選抜チームの試合での、永岡真理選手の出会いから始まっている。「男性の選手に交じってプレーする永岡選手に一目惚れしてしまった、ここにももう一人のなでしこジャパンがいた」と中村和彦監督は話している。

 中村監督は、サッカー日本代表のオフィシャルドキュメンタリーのディレクターを務めたほか、「プライド in ブルー」や「アイ・コンタクト」などの障がい者サッカーを題材にしたドキュメンタリー映画を手がけてきた。映画「蹴る」は障がい者サッカーの映画の3作品目となる。

 映画の主人公の永岡真理さんは横浜市出身でSMA(脊髄性筋萎縮症)を患い、生まれてから一度も歩いたことがない。4歳から車椅子生活を開始し、小学校2年生の時に電動車椅サッカーと出会った。17歳に電動車椅子サッカーワールドカップ日本代表選手になると決意し、5年後に女性初の日本代表選手に選出され、同年の「アジア・太平洋・オセアニア選手権大会」に参加しチーム優勝へ貢献した。

 上映時間は15時35分~17時40分。

 6月9日には、横浜市城郷小机地区センターで13時から上映会が行われ、中村監督と永岡真理選手も来場する。

 電動車椅子サッカーは、電動車椅子に専用のフットガードを装着し、バスケットボールと同じサイズのコートで、4人対4人で直径33センチ前後の大きめのビニール製や革製のボールをフットガードで蹴り合う競技。国内の競技人口は登録40チーム約560人。ワールドカップが過去3回開催されており、全大会に日本の代表チームが出場している。

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