新駅ビルの建設が進む横浜駅西口から徒歩3分の飲食店ビル「ハマ横丁」(横浜市神奈川区鶴屋町2)で6月9日、地元で活躍するミュージシャンの演奏と食を楽しむ祭り「ぐるーびー横丁」が開催される。
洲崎大神の例大祭と連携して神輿とニューオリンズジャズのコラボも
主催は「ぐるーびー横丁」実行委員会。ハマ横丁に店舗を構える居酒屋「勢(せい)」のオーナー多賀谷彰さんが実行委員長を務める。2013年5月に初開催され、今回で6回目。「東日本大震災の後、日本全体が暗く沈んだ様相を呈していた。それを音楽で明るくしたい、笑顔を取り戻したいと思い企画した」と多賀谷委員長は話している。
出演するのは、横浜ジャグフェスの発起人「Mooney」、アメリカ人ハーフシンガー「Sara Rector」、早稲田ニューオリンズジャズクラブのトップバンド「ハイタイムローラーズ」など7組。多賀谷委員長自身も35年の音楽歴があり「ヒバゴン多賀谷&ビジャコルタス」の一員として出演する。
子供向けの企画としてゴム手裏剣や忍び足体験を楽しめる「忍者体験コーナー」も設けるほか、ジュースや菓子をプレゼントする。
今回は、地元町内会の神輿と、ニューオリンズ・ジャズのコラボレーションを企画した。地元の洲崎大神(神奈川区青木町5)で行われている例大祭と連携し、鶴屋町や台町を行幸する神輿が会場に登場する。
「お神輿を管理運営する鶴台神輿会さんが『勢』を宴会でよく使ってくださりつながりができた。お神輿と音楽を使って地域おこしができないかと考えた。さまざまな関係者の協力を得て、企画が実現した。行幸してきたお神輿に合わせて、ニューオリンズ・ジャズの『バーボン・ストリート・パレード』という曲を演奏し、会場を盛り上げたい」と多賀谷委員長。
多賀谷委員長は飲食店の経営者の2代目。「商売をするときはその地域に感謝し、その地域の方々に還元せよ。」と父から教え込まれたという。「日本のお神輿もアメリカのニューオリンズ・ジャズも『街を練り歩く』という点で似ている。将来はお神輿とジャズバンドが一緒に練り歩けたら、『素敵な街・鶴屋町」をアピール出来るかもしれませんね」と多賀谷委員長は未来への展望を語る。
会場はハマ横丁1階「ヤミツキ」、「勢」、「やきとり J」の3店舗。開催時間は12時から16時まで。神輿は15時ごろに会場到着予定。入場無料(ミュージシャンへのチップ制)。