2009年に横浜開港150周年記念事業として開館した象の鼻テラス(横浜市中区海岸通り)で現在10周年記念展覧会「フューチャースケープ・プロジェクト」が開催されている。
2つのカメラで撮って、撮られる撮影会 象の鼻パーク10周年展覧会
象の鼻パークの未来を想像し、「あったらいいな」と思う、10秒から10年までのアイデアを募集し、アーティスト・大学・企業・団体・市民などによる作品展示など約100のプログラムを展開している。
象の鼻パークは、1859年の開港当時から諸外国との活発な交易があった「象の鼻地区」に2009年6月2日の開港記念日に、市民のための広場として誕生「象の鼻テラス」は展示機能を備えた多目的レストハウスとして同時にオープンした。横浜市の都市ビジョン「文化芸術創造都市クリエイティブシティ・ヨコハマ」を推進する文化観光交流拠点。
同展のプロジェクトパートナーで、「象の鼻パーク・テラス」の設計者でもある小泉アトリエの小泉雅生さんは「象の鼻パークが完成して、10年がたち、公園など管理についても、さまざまな取り組みが行われている。今回の展示でパブリックスペースの可能性を考え直す展示になれば」と期待を寄せる。
6月14日16時からは、シンポジウム「公共空間のフューチャースケープ」も開催。フランス在住の建築家 バンジャマン・オーブリさん(建築家・都市計画家)、小泉雅生さん(建築家・小泉アトリエ主宰)、鈴木康広さん(アーティスト)が登壇し「象の鼻パーク」の未来についてディスカッションを行う。
会期は6月7日から16日までの10日間。