関内地区にシェアオフィス&コワーキングスペース「G Innovation Hub Yokohama」(横浜市中区尾上町3)が、6月1日に開業した。
スペースは、市営地下鉄関内駅に直結する1963年築のオフィスビル「横浜第一有楽ビル」の2階(112平方メートル)と3階(560平方メートル)で、約5,000万円の改装費をかけて、オンデザインパートナーズ(中区相生町3)の空間プロデュースによりリノベーションした。関内で1991年に創業したリストグループのリストプロパティーズが所有する建物で同社が運営を行う。
コワーキングスペースの利用料金は月額17,000円からで、ブース利用の場合は2万8,000円~11万7,000円。ドロップインは1日1,500円で利用できる。24時間356日利用可能で、フロアには、コーヒーを生豆から焙煎(ばいせん)して飲むことができる「GO KAN cafe」やキッチン、自転車置き場などを備える。
「G Innovation」はリストの創業地である横浜市関内エリアの活性化を目的とし、みなとみらい地区の大企業型のシェアオフィスと関内地区にある。ベンチャー企業型のシェアオフィスの中間を目指し運営を行う。
Gイノベーションは、リストグループの持つ横浜関内エリアでネットワークを使い利用者と地域をつなげるハブとしての役割や、入居者同士のコミュニティの醸成、横浜関内エリアの価値向上、不動産×テクノロジーをコンセプトとして掲げている。
プロジェクトメンバーの一人で、今回のプランニングを行った「plan-A」代表の相澤毅さんは「関内地区には既にいくつものシェアオフィスがあり、他のスペースと競うのでは無く、それぞれ得意な分野で共同していきたい、ここはリストグループがいるので不動産のノウハウを活かした形にしていきたい」と話している。