
横浜シネマリン(横浜市中区長者町6)で6月22日、日本最高齢バーテンダー・井山計一さんの半生を描いたドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」が公開される。
山形県酒田市でバー「ケルン」を営む井山さんは、1926(昭和元)年生まれの92歳。1958(昭和33)年にサントリーの前身・壽屋のカクテルコンペで優勝したカクテル「雪国」は、日本各地のバーテンダーが提供するスタンダードカクテルとなっている。映画では、雪国の誕生秘話や、撮影中に亡くなった妻・キミ子さんとの夫婦愛、家族愛を描く。
監督は「よみがえりのレシピ」の渡辺智史さん、ナレーションは「深夜食堂」主演の小林薫さん。音楽は常連客で酒田出身のサックス奏者・後藤輝夫さんらによるスタンダードジャズを全編に取り入れた。
公開初日の11時30分~の回の上映後、渡辺監督の舞台あいさつと「BAR GLORY」(中区野毛)バーテンダーの宮内忍さんによるカクテル「雪国」が提供するイベントを開催。1杯500円で販売を予定している。渡辺監督は「横浜はBAR発祥の地ともいわれ、古き良きバーがたくさんある街。この映画とイベントを通してカクテルやバーの魅力を伝えるきっかけになれたら」と話す。
横浜シネマリン支配人の八幡温子さんは「井山さんの人柄に引かれて人々が楽しげに集うケルン、そしてそこで出される『YUKIGUNI』が本当においしそう。そうか、バーの世界って、こんなにも温かく親しみやすいところだったのか。いいな、今度、伊勢佐木や野毛のバーに出掛けて行って、『YUKIGUNI』注文してみようかな、そんな気にさせる魅力あふれる映画」と話している。
上映は7月5日まで。