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買い物支援を行う「おもいやり隊」、拠点整備費用捻出でCFに挑戦

背景の一軒家を改装して多世代交流拠点を整備する

背景の一軒家を改装して多世代交流拠点を整備する

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 横浜市南区中村町で買い物支援などを行う、子育て中の母親らのグループ「おもいやり隊」が現在、拠点整備費用捻出のためにクラウドファンディングに挑戦している。

津ノ井美晴さんと仲間たち

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 地域の空き家を借りてリノベーションし、「高齢者のたまり場」「子どもの居場所」「ママたちが地域で働く場」が合わさった多世代交流拠点を整備する資金の協力を求めている。

 「おもいやり隊」は2018年に発足し、昨年2月より月4回、坂道が多い中村町で、高齢者のために野菜やパンなどを販売する「買い物支援ママ・マルシェ」の活動を行ってきた。

 活動開始から目標としていた多世代が交流できる居場所づくりのために、地域の空き家をリサーチし、横浜市都市整備局が行っている地域の課題解決や魅力向上のための施設整備を支援する「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募した。採択され、拠点整備費用として500万円の助成金を獲得できたが、築57年の空き家に耐震工事を施す必要があることなどから、さらに資金が必要で、クラウドファンディングで資金調達に挑戦している。

 「おもいやり隊」は今月、NPO法人化し、話し相手になるなどの生活支援を行う「訪問型サービスB」の事業も始めた。今後、活動拠点を中心に子育て中の母親などを雇用して、住民主体による買い物代行も行っていく予定。拠点では子どもの学習支援も行うほか、小箱を置いて手作りグッズなどを販売できる「小箱ショップ」も設ける。

 「おもいやり隊」代表の津ノ井美晴さんは「子どもからお年寄りまで、誰もが笑顔になる駄菓子屋がある多世代交流拠点を作りたい。新しい拠点で始まる支援事業を応援してくださるサポーターや、DIYで行う内装整備作業などを手伝ってくださる方を募集している。ぜひ力を貸していただければ」と呼び掛ける。

 目標金額は180万円で、締め切りは6月28日23時。支援金額に応じて、団体広報誌への名前の掲載、小箱ショップの使用権、セレモニーへの招待などのリターンを用意する。

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