日没から翌3時までの活動を指すナイトタイムエコノミーの実証実験「Touch Yokohama 2019」を6月28日、横浜青年会議所が行う。
横浜市の観光客のうち日帰り客は宿泊客の5.5倍、観光客は夜になると横浜を離れていることから、その対策として、同会議所は観光客の滞在時間を延ばし、夜間の経済活動の活性化を目的に「Touch Yokohama 2019」を野毛柳通り(横浜市野毛町1)、成田山延命院(西区宮崎町30)の2会場で22時~翌3時まで行う。
野毛柳通りでは、SDGsカラーを模したカラフルな傘で通りを埋め尽くす「ライトダウンアワー(光の道)」や、ドリンクを注文してクイズに正解すると一杯ドリンクがサービスとなる「ドリンククイズラリー」、露店が出店する「ナイトマーケット」を開く。
成田山延命院では、護摩木をたいて祈りを捧げる「特別大護摩実演」(22時~22時30分)、開創149年の成田山延命院や開港以前の横浜の写真を展示する「今昔(こんじゃく)写真展」が行われる。また、ゲストに映画配給会社「ユナイテッドピープル」(福岡県福岡市)の関根健次さんを招き、世界平和、幸福、未来をテーマにした映像や映画を紹介し、横浜の未来のまちづくりについて語り合う座談会「夜授業しゃべり場」(23時~0時35分)を開く。
主催する同会議所共創室 横浜未来創造委員会の熊谷太郎さんは「野毛の店の多くは夜12時で閉まってしまう、今回は柳通りのお店に実験的な取り組みに協力していただき、新たな野毛を見つけてほしい」と期待する。