横浜で8月に開催される「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」を前に7月1日、「第1回ボランティア・オリエンテーション」がパシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で行われ、学生ボランティア約100人と市民ボランティア25人が参加した。
アフリカ開発会議(TICAD7)ボランティアオリエンテーションに125人参加
第7回アフリカ開発会議は、パシフィコ横浜で8月28日~30日に開催される。アフリカ54カ国のほか、世界の国と地域から各国の首脳やNPO関係者などが集まり、アフリカの開発をテーマに協議・交流をする国内最大規模の国際会議。
あいさつした外務省次長補の小林龍一郎さんは大会に参加するボランティアに向けて、「外交の現場を体で感じて、組織外交を職員と共にチームで成し遂げてほしい」と呼び掛けた。
ボランティア・ユニホーム贈呈式では、アフリカ各国の人々が共同で輝く未来へ突き進んでいく力を表現したTICAD7のロゴを配したポロシャツと帽子が贈られた。
学生ボランティア代表で、横浜市立大学4年生の岡本姫佳さんは「大学でまちづくりを専攻しており、横浜市の大きなイベントに関わりたいという思いから参加した。今までのボランティアでは学生と一緒に参加することが少なかったが、アフリカ会議を機に、多くの若い人たちや学生が活躍できる機会を増やし、会議を成功させたい」と決意を語った。
アフリカ開発会議は、日本では1993(平成5)年に初めて開催され、横浜では2008(平成20)年の第4回、2013(平成25)年の第5回と2回開催されている。今回は1万2000人が横浜を訪れる予定。期間中、学生を含む300人以上のボランティアが、会場での案内や各国関係者に向けた観光案内などのさまざまな業務を行う。