横浜市西区で留学生の受け入れや留学生と共に自主イベントを開催し、地域と外国人をつなぐ活動しているNPO法人「Connection of the Children(CoC)」(横浜市西区東ヶ丘)が現在、世界の朝ごはんと文化を紹介するレシピ本作成のためにクラウドファンディングに挑戦している。
同NPOは2011(平成23)年、一本の糸を結んで人と人とのつながりを視覚化する糸つなぎプロジェクトで活動を開始。現在は世界91カ国、1万人以上がつながっているという。子ども向けの「挑戦する塾」や式根島サマーキャンプなどの教育事業も行う。国際事業として、拠点であるCASACOは2016(平成28)年、横浜市の「ヨコハマ市民まち普請事業」に採択され、横浜市西区の築70年の古民家をリノベーションして開いた。
2015(平成27)年に始まった「世界の朝ごはん」を作るプロジェクトは、「CASACO」オープン後、月2回のペースで行い、これまで99回で48カ国の料理を提供してきた。「世界で一番気軽な異文化体験」をテーマに、一緒に食事をすることで言葉の壁や異なる文化を考えるイベント。7月14日の100回目の開催を記念して、女子高校生の編集長、小学生の副編集長と共に、今までの朝ごはんのレシピを紹介すると共に、その地域を紹介するレシピ本を作ることが決まった。
NPO代表の加藤功甫さんは「世界は広く可能性に満ちている。自分の可能性を閉じず、どんどん世界に向けて挑戦する人が増えるよう、この朝ごはんのレシピ本が、そのきっかけになればうれしい」と話す。
クラウドファンディングの目標金額は100万円で、締め切りは7月14日23時59分。支援金額に応じて、レシピ本の学校への寄付や、世界の朝ごはんを開催する権利などのリターンを用意する。