横浜市中央図書館(横浜市西区老松町)で8月4日、野毛山の歴史を学ぶ講座と、普段は立ち入り禁止となっている野毛山旧配水池を訪れるガイド付きミニツアーが開催される。
「歴史を生かしたまちづくりセミナー」の42回目として、「野毛山」をテーマに、横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)と横浜市都市整備局が主催する。
開港以来、上水道の配水池、豪商の別荘、関東大震災の復興公園が整備されてきた野毛山。 戦後は日本貿易博覧会の会場や遊園地、動物園など、さまざまな歴史が積み重なり、現在の姿になっている。当日、第1部の講演で横浜都市発展記念館副館長の青木祐介さんが「野毛山はどうしてハマっ子の憩いの場になったのか」について、横浜市水道局中村水道事務所長の寺井治さんが「野毛山配水池の歴史」について、それぞれ話す。続く第2部のミニツアーでは、西区のシティガイドグループの案内で、普段は入れない「旧配水池」を巡る。
横浜歴史資産調査会の島倉聖朗さんは「市民に親しまれている野毛山の歴史を知ることができるいい機会。身近な場所の歴史を知ることは、夏休みの自由研究の題材にもなる。親子で参加してみては」と呼び掛ける。
開催時間は15時~17時30分。参加費は500円(横浜ヘリテイジ会員は300円)、小学生無料。定員80人。要事前申し込み、抽選制。横浜市のホームページで7月22日23時59分まで、受け付けている。