1859(安政5)年に開港港に指定された函館、新潟、横浜、神戸、長崎の5都市の市民が相互交流を図る「開港5都市景観まちづくり会議」が11月1日~3日の3日間、横浜で開催される。
期間中、景観、歴史、文化、環境などに関心を持つ市民を対象に、まち歩きやフォーラムイベントなどを行う。年に1度、各都市の持ち回りで開催し、初回は1993(平成5)年の神戸大会。25回目となる今年は「見つけよう、広げよう!開港都市の可能性」をテーマに据える。
一般参加プログラムとして、1日は「開港5都市の活動系譜と今後の景観まちづくりの可能性」を考えるシンポジウムを開催。5都市の代表者と共に25年間の景観まちづくりの成果を振り返り、これからのまちづくりの中で「開港都市」という価値の活用について検討する。会場は横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)。開催時間は14時~17時。参加無料(予約不要)。
2日は、4コースの横浜市内のまちあるきツアーを実施。各コースのテーマは「洋館だけじゃない、山手の魅力を発信します」「地域に開かれたコミュニティ拠点の創り方」「開港を支えた横浜郊外の生かし方を考える」「『知る』ことで景観(まち)をどんどん好きになる」。参加費は各コース3,000円(昼食付き)。事前申込制。締め切りは10月10日。
横浜シティガイド協会や野毛地区まちづくり会など、横浜のまちづくりに関わる団体や個人から成る実行委員会の担当者は「魅力的なプログラムをメンバーみんなで楽しみながら作っています。他の開港都市の方々と交流を深めたり、横浜の景観について、改めて知る機会になって欲しい」と参加を呼び掛けている。