神奈川県住宅供給公社(横浜市中区日本大通)の多機能拠点「Kosha33」で「多様な子どもたちに多様な未来を」が13日より開催されている。企画展は12月15日までの3日間。
初日の13日の夜には、子育て中の親子向けに「ゆったりと音楽を楽しむ時間を提供したい」と若手音楽家で構成する一般社団法人「ユースクラシック」(横浜市磯子区岡村7)のピアニストの陶旭茹さんとバイオリニストの下荒磯奈美さんによるコンサートが行われた。
「Kosha33」を利用する親子が演奏を聞き入った。演奏の終了後子どもたちに向けて、バイオリンの体験教室が開かれた。下荒磯さんによる丁寧な教えにより子どもたちは「キラキラ星」の演奏をした。
同イベントは今年で5年目を迎える寄付月間の公式認定企画となっている。寄付月間とは1年の終わりに未来を考える、をテーマに1カ月の間寄付を呼びかける。1団体では登録できず、複数の団体での企画が認定される。同イベントも11団体が協力している。
14日の親子イベントでは横浜野菜のマルシェや野菜マフィンの販売、子どもの洋服やおもちゃのリユース販売が行われる。15日には「コインで国際支援(空港の募金箱から世界を学ぶ)」や、同性婚をした2人の弁護士のドキュメンタリー映画「愛と法」の上映会が開催される。
寄付月間の神奈川アンバサダーの丸山伊津紀さんは「寄付というのはただ金銭的に寄付することだけが、寄付ではなく参加することや創作することで寄付につながる体験をご家族でしてほしい」とイベント参加を呼びかける。