米プリセス・クルーズが運航を手掛けるクルーズ客船ダイヤモンド・プリンセス号が12月23日、横浜大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通1)に最終入港した。
2020年より港の環境規制が強化されることから、ダイヤモンド・プリンセス号の排ガスの排出を抑える装置を船の煙突に設置する。設置されると横浜ベイブリッジの下を通れなくなり、1月20日からはベイブリッジの外側にある大黒ふ頭客船ターミナルへ入港する。
ダイヤモンド・プリンセス号は、11月に開業した新港地区「横浜ハンマーヘッド」へも初入港するなど、横浜でも親しまれており、再入港も期待されている。
横浜港は2017(平成29)年より環境に配慮した船舶に対して入港料の15%を割り引き、船舶の環境規制を促してきた。
最終日の出航は入港の遅延により20時に出港した。出港前に当初の出航予定時刻の17時に合わせて、横浜で1990年に創立されたマーチングバンド「ヨコハマロビンズ」の演奏とマーチング・バトンが披露された。