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横浜・若葉町ウォーフで初の「人形劇フェス」 インドネシアの劇団も上演

「劇団ドクトペッパズ」による長年連れ添った老人と牛の物語「うしのし」

「劇団ドクトペッパズ」による長年連れ添った老人と牛の物語「うしのし」

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 「若葉町ウォーフ」(横浜市中区若葉町3)の小劇場で2月28日から、「若葉町ウォーフ春の人形劇祭り」が初開催される。インドネシアの人形劇団「ペーパームーン・パペット・シアター」など国内外の4劇団が5作品を上演する。

4歳のルナンくんと新作の稽古をする人形劇団「ペーパームーン・パペット・シアター」

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 主催は同施設を運営する一般社団法人「横浜若葉町計画」。同施設は1966(昭和41)年築、元銀行だった5階建ての建物を改装し、2017(平成29)年6月にオープン。「ウォーフ」は「波止場」を意味する。演出家で若葉町ウォーフの芸術監督を務める佐藤信さんが構想した小劇場とスタジオ、宿を兼ね備えた複合施設になっている。

 人形劇祭りの開催を考えたのは、劇場のサイズが人形とのふれ合いに「ちょうどいい」と感じたから。舞台は客席定員44人と小ぶりだが、その分、観客は近距離で人形の動きを見ることができる。

 2月28日~3月1日は、インドネシアの人形劇団「ペーパームーン・パペット・シアター」が世界初演となる新作「バケツの中のカブトムシ」を上演。夫婦で劇団を営むが、新作では4歳の息子ルナンくんも人形の操演で登場。24日から同施設に宿泊して作品制作に取り組んでいる。

 3月14日・15日=「劇団ドクトペッパズ」による、長年連れ添った老人と牛の物語「うしのし」。同19日=一人芝居の糸操り人形劇団「人形劇団ココン」の作品「糸による奇妙な夜」、同20日=同劇団の「マリオネットの小さな作品集」。同日はマリオネットのワークショップも開催。同21日・22日は「オトノハ」による「はまべのうた」で劇作家・岸田國士さんの描いた浦島太郎の物語を、俳優の山﨑薫さんが一体の人形と共に演じる。

 「オトノハ」の作品演出を務め、横浜若葉町計画の理事でもある岡島哲也さんは「少し大人向けの作品や、子どもも楽しめる心温まる作品など、いろいろなジャンルの人形劇作品をそろえた。どの作品もぜひ見てほしい」と呼び掛ける。

 チケットは作品により大人2,500円~3,500円、小学生以下1,000円。ワークショップは2,200円(材料費込み)。期間中の宿泊も可能で1泊3,300円。

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