横浜のコミュニティー放送局「マリンFM」(横浜市中区本牧町1)の番組「Radio jack石川町」内で、3月に亡くなったジャズ・プロデューサーの柴田浩一さんへの貢献をたたえようと企画されたアルバム「Beginning to See the Light」に収録されたジャズナンバーを毎週紹介する。リスナーからのリクエストとメッセージを募集している。
「Beginning to See the Light」(YOKOHAMA JAZZ PROMENADE ALL STARS)は16曲を収録
柴田浩一さんは、1993(平成5)年に始まった「横濱JAZZプロムナード」の広報担当に就任。2003(平成15)年からはアーティスティック・ディレクターとして、2日間で参加ミュージシャン総数1500人、10万人以上が参加する文化イベントに成長させた。著書に「デューク・エリントン」、「ビッグバンド大辞典」「日本のジャズは横浜から始まった」など。横浜JAZZ協会の顧問も務めた。
同アルバムは、柴田さんの闘病生活を応援しようと、ジャズピアニスト今田勝さんの呼び掛けで駆け付けた若手からベテランまで22人がレコーディングに参加し、16曲を収録している。歴史あるジャズ喫茶「ちぐさ」(中区野毛町2)の再開8周年に合わせ3月11日に発売された。
マリンFMのパーソナリティーを務める船本由佳さんは「本当は制作に関わった方々をスタジオに招いて話を聞きながら紹介したいが、新型コロナの影響もあり、それがかなわないため、多くの人にメッセージを寄せてほしい。今社会がこんな状況だからこそ、横浜の街を音楽で盛り上げて来た柴田さんの励ましの心がこもったこの音楽をお届けしたい」と呼び掛ける。
メッセージはマリンFMのホームページのリクエスト・メッセージ欄から送ることができる。4月16日から毎週一曲ずつ紹介していく予定。放送は毎週木曜15時~16時55分(再放送は土曜10時~11時55分)。