新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、横浜港への客船入港予定が5月はすべてキャンセルとなり、3月から3カ月連続で客船の入港がなくなった。
2019年の発着寄港回数は、188回と日本国内で1位、アジア4位となった横浜港。2020年は、初入港の外国客船14隻含む、過去最高の約270回の寄港を予定していた。
2020年度からは横浜港に7隻同時着岸の運用が可能となり、5月6日には日本初となる6隻の同日着岸が予定されていたが全てキャンセルとなった。
着岸が予定されていたのは、新港ふ頭=コスタ・ネオ・ロマンチカ(56,769t、220m)、大さん橋=ぱしふぃっくびいなす(26,594t、183.4m)・にっぽん丸(22,472t、166.65t)、大黒ふ頭=クイーン・エリザベス(90,901t、294m)・コスタ・セレーナ(114,261t、289m)、本牧ふ頭=MSCベリッシマ(171,598t、316m、初入港)。
現在、大さん橋には、郵船クルーズの客船「飛鳥II」が停泊している。シンガポールで、最上階に和風の露天風呂を新設したほか、環境規制に対応する排ガス脱硫装置を新たに搭載するなどのリニューアル工事を終えて、4月1日に帰港。当面は、大さん橋に停泊する予定。船腹には「海が心をつなぐ がんばろう!日本」の横断幕が掲げられている。