JR石川町駅南口周辺の飲食店が「おうちで裏フェス」を開催している。石川町の裏通りの「プロが作るおいしいご飯をおうち時間で」楽しんでもらえるようにと、石川町の飲食店のテークアウトメニューの紹介マップを作成し、デリバリーサービスのウェブサイトをオープンした。
「裏フェス」は、同地区の若手飲食店経営者らが2015(平成27)年に始めた地域活性化を図るイベント。料理などをワンコイン500円で提供し、フリーマーケットや、ライブイベントも同時開催してきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止になり、代替案として有志の飲食店メンバーで「おうちで裏フェス」を企画した。
実行委員長の小野知之さんは「新型コロナウイルスの影響で、テークアウトを始めるようになった飲食店が増えた。テークアウトマップに掲載するために回覧板で声かけをしたらすぐに返事がきて、多くの店舗と協力してマップを作ることができた」と話す。
デリバリーにも対応するため、ウェブサイト「石川町eats」を立ち上げた。配達は休業をしている飲食店のスタッフが担当する。デリバリーでは、複数店舗の品をセットで注文することも可能。
実行委員の佐藤晃一さんは「店舗は今後、増えていく予定。石川町全体でこれからも連携していきたい」という。
テークアウト対応店舗は32店舗、デリバリー配達対応店舗は24店(5月5日現在)。配達エリアは石川町内から山手エリアまで。