乳がんコミュニティのための演劇「ブレストウォーズ 恋する標準治療!~女の胸はときめくためにある。」(略称:ブレ恋)が5月30日、プレイベントとして「Zoomによるリモート劇」を実施する。
「ブレ恋」は、乳がん経験者と舞台人が一緒に創作する演劇として企画され、2012年3月に横浜市内で劇場上演を予定している。物語は、自分が乳がんになるとは思ってもみなかった女性3人の物語。舞台は横浜で、乳がんについて知ることができる「メディカル・ラブコメディ」。
Zoomを使った演劇作品の上映のほか、ライブトークには、女優デビューを果たした乳がんサバイバーたちが登場。「アタシの人生、今をベストに!」と題したトークでは、大病を乗り越えて、今を楽しく生きるための秘訣などを語り合う。
演劇上演のために組織された任意団体「THE RABBITS’ BASE」代表の鹽野(しおの)佐和子さんは、「準備を始めた矢先に新型コロナウイルスの感染が拡大。乳がん患者は閉じこもり、舞台人は稽古も公演もできなくなって辛い日々となった。そんな状況を打破しようと、実行委員会が考えついたのが、今注目のツールZoomによるリモート劇。舞台用の台本からトップシーンを抜粋し、プロの俳優と演劇初心者であるサバイバーたちのコラボが実現した。乳がん・演劇・横浜を楽しめる作品とトークをぜひ見て欲しい」と話している。
Zoom演劇の上演時間は、5月30日19時から。