横浜トリエンナーレ組織委員会は、3年に一度の現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020『AFTERGLOW―光の破片をつかまえる』」を2週間延期し、2020年7月17日開幕とすることを発表した。
7回目となる今回は、インドの3人組アーティスト集団「Raqs Media Collective(ラクス・メディア・コレクティヴ)」を初の外国人ディレクターとして招聘。世界各国から20代~30代の若い世代を中心とした計65組のアーティストを迎える。会場は横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3)とプロット48(同みなとみらい4)。主催は横浜市、横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会。
主な参加アーティストは、ニック・ケイヴさん、エヴァ・ファブレガスさん、ファーミング・アーキテクツ、アリュアーイ・プリダンさん、新井卓さん、飯川雄大さん、川久保ジョイさん、エレナ・ノックスさん、さとうりささん、田村友一郎さんら。
タイトルの「アフターグロウ」は、「ビッグバンのあとに宇宙に発せられ、今も私たちに降り注ぐ光のこと。時空を超えて広がる光のイメージ」だという。横浜トリエンナーレ組織委員会は「目まぐるしく変化する世界の中で、大切な光を自ら発見してつかみ取る力と、他者を排除することなく、共生のための道を探るすべについて、みなさんと一緒に考えます」としている。
開催期間は7月17日~10月11日(木曜休場)。開館時間は10時~18時(10月2、3、8、9、10日は21時まで、11日は20時まで)。チケットは日時指定の事前予約制で、入場料は一般2,000円、大学・専門学校生1,200円、高校生800円。6月23日からオンラインで、会期中は窓口でも販売する。日本博物館協会のガイドラインに沿って、スタッフおよび来場者のマスク着用や検温、手洗い・消毒、会場内の消毒・換気などの新型コロナウイルス感染症対策を講じる。