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「BankART Temporary」オープン 16年ぶりに出発点に

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 NPO法人「BankART1929」が6月1日、旧第一銀行横浜支店(横浜市中区本町)に「BankART Temporary」をオープンした。

竹と音のインスタレーションは松本秋則さんの作品

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 「BankART1929」は、横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラム。2004(平成16)年3月、元銀行(旧第一銀行、旧富士銀行)を活用してスタート。BankARTは「Bank」+「ART」で元銀行だった2つの建物を芸術文化に利用するという意味を込めた造語。

 建物がいずれも1929(昭和4)年に建設されたことから、同NPO名には、1929が入っており、団体を象徴する施設に16年ぶりに帰ってきた。

 新型コロナウイルスの影響で遅れていたオープニングが19日に行われ、会場で展示を行うアーティストの松本秋則さん、高橋啓祐さんらが参加した。

 同NPO代表の池田修さんは「4月の開催予定だったが、コロナの影響で6月1日にスタートし、今日お披露目できたことを感謝しています。この大きな空間で竹と映像のインスタレーションを楽しんでほしい」とあいさつ。

 建物を所有する横浜市の文化観光局権藤由紀子部長は「北仲地区には市役所も移転しており、25日は北仲ブリック&ホワイトもオープンを予定している、市としてもこの地区が盛り上げていきたい」と話す。

 BankART1929は2007(平成19)年にNPO法人化し、翌年から2018(平成30)年まで日本郵船が所有する海岸縁にある1959(昭和43)年建設の倉庫で「BankATR studio NYK」を展開。現在は関内の「BankART HOME」、新高島駅「BankART Station」、シルクセンター1階「BankART SILK」、国道16号線の高架下に「R16」の4施設を運営している。

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