横浜西ロータリークラブ(横浜市西区みなとみらい2)が、6月29日に開庁した横浜市役所新市庁舎の整備事業の一つとしてソメイヨシノの樹木を寄贈し、市は同日、感謝状を贈った。
感謝状は新市庁舎の副市長応接室で平原敏英副市長が授与、同クラブ61期会長の大野睦子さんが受け取った。
新市庁舎は、行政棟と議会棟で構成され、地下2階・地上32階建ての高さ155メートルの行政棟と議会棟から成り、約6400人の職員が勤務する。大岡川に面し、JR桜木町駅からは川を横断する「さくらみらい橋」で接続されている。
ソメイヨシノは大岡川沿いの、行政棟と議会棟の中間付近に植樹された。
植樹を担当した吉備カヨさんは「『桜木町』の名の由来でもある桜を大岡川沿いにもっと咲かせたいと思った」と寄付に至った心境を述べ、平原副市長は「来年の桜は笑顔で迎えたい。桜と共に新市役所も成長していきたい」と話した。
ロータリークラブは「意義ある事業の基礎」として奉仕の理念を奨励する国際的な組織。横浜西区全域を活動拠点とする横浜西ロータリークラブには約90人の経営者らが会員になっている。同クラブは横浜ハンマーヘッド(中区新港2)にも桜を寄贈しており、外国船が横浜に入ってきた時に海から桜が見られるようにとの願いを込めている。