横浜市が推進する「横浜農場」とJA横浜の展開する「『ハマッ子』直売所」が連携して、横浜市新市庁舎で、横浜で生産されている農畜産物の販売を始めた。週1回木曜の11時~14時、2階の大岡川側にある多目的スペースで定期的に販売し、横浜市内で生産されている農畜産物の魅力を伝える。
メロン熊が夕張メロンをガブリ 市役所で7月9日・10日「夕張観光物産展」
初回となった7月2日には、JA横浜農業キャラクターの「ハマッ子 大地」くんと「ハマッ子 みのり」ちゃんの着ぐるみも登場し場を盛り上げた。「横浜農場」は、意欲的な生産者や多彩な農畜産物、農景観など、身近に魅力ある農が存在する横浜を農場に見立てた言葉。横浜市では「横浜農場」を活用して、横浜の「農」の魅力をPRしている。
JA横浜販売部の担当者は「直売なので採ってから消費者の手に渡るまでの時間がとても短い。来る直前に採ったものばかり」と話し、「今朝も収穫を待っていたら、市役所への到着がギリギリになってしまった」とほほ笑む。「トマトなども普通の流通では店頭に並ぶときに赤くなるように、少し青いうちに収穫するが、直売の場合は畑で赤くなってからもぐ。畑から食卓に行くまでの時間が短いと、とてもおいしい」と自信を見せる。
同スペースでは毎週水・金曜に、横浜市内の障がい者施設で作られたパンを展示販売する「わたしは街のパン屋さん(通称=MACHIPAN)」も行われている。
3階では「TSUBAKI食堂」「横浜市場食堂和食かねせい」「エトナマーレ(シチリア料理)×ラ・イベリカ(スペイン料理)」が7月中の平日に弁当を販売しており、7月9日・10日には1階アトリウムで夕張メロンや夕張メロンゼリーが並ぶ「夕張観光物産展」が開かれるなど、新市庁舎はテークアウトフードがそろう場になりつつある。