WOWOWコミュニケーションズ(横浜市西区みなとみらい4)は7月1日、横浜の市民や企業、大学、行政が連携して取り組む新型コロナ助け合いプラットホーム「#おたがいハマ」を通じて、マスク1000枚を寄付した。
同社は、衛星基幹放送事業者「WOWOW」のグループ企業として、1998年から横浜に拠点を置き、コールセンター運営事業や、デジタルマーケティングなどに取り組む。
寄付のきっかけは、日本郵政の全住所配布のシステムを活用して一住所あたり2枚ずつ配布された布マスク(以下布マスク)が6月上旬に届いた時、若年層からの「今届いても使わない」という声と、高齢層からは「ありがたい」という異なる反応があったこと。
「使わない人のマスクを必要な人のところに届けられれば」と社内休憩コーナーに回収ボックスを設置したところ、社員らから約160枚の布マスクが集まり、社で備蓄していた不織布マスクとあわせ1000枚にして寄付をした。
「#おたがいハマ」は、物資の寄付をことぶき協同スペース(中区寿町4)で受け付けていたため、総務課の担当者は「横浜を昔から支えてくれた諸先輩が暮らす寿地区の人にも届けばと考えた」と話す。
寄付を受けた「#おたがいハマ」は、市内を中心した医療・介護現場や寿地区などにマスクなどの支援物資を配布している。
WOWOWコミュニケーションズは、1998年にワウワウ・コミュニケーションズとしてWOWOWから分社化。当時は桜木町の日石横浜ビルにヘッドクォーター(本部)を置いていたが、2004年2月にみなとみらいの三菱重工横浜ビルへ移転、2006年7月に社名を現名称に改称し本社所在地を横浜ヘッドクォーターに変更、2016年9月現在地に本社移転した。