横浜DeNAベイスターズ対読売巨人軍の試合が7月17日、横浜スタジアムで行われた。観客を入れてのホーム主催試合は今シーズン初で、球団が観客数上限と定めた5000人のファンらが来場し、ラミレス監督は「ファンの方々に久しぶりに会えて嬉しい」と試合前にコメントした。
ベイスターズは今季、ホーム主催開催試合の金曜日に「BLUE FRIDAY~FRIDAY OVATION PROJECT~」を開催する。新型コロナウイルスに立ち向かう全ての人と医療・介護従事者への敬意と感謝の思いを込めて、1月に新設されたレフト側ウィング席外壁をブルーにライトアップ、選手は青色のビジターユニフォームを着用して試合に臨んだ。
新型コロナウイルス感染予防としては、木内酒造と横浜ベイブルーイングの協力で、販売が難しくなった球団オリジナル醸造ビールを蒸留し、手指消毒用の高濃度アルコールを製造、手荷物検査場に設置した。
鳴り物や大声での応援やハイタッチなどが禁止される中、拍手や手作りの応援ボードを掲げるなど、新型コロナウイルス感染症防止に配慮した応援方法が見られた。
試合は雨により6回裏で終了、2対1で巨人が勝利した。ベイスターズは2回裏の4番佐野恵太選手のライト線へのツーベースヒット、5番宮崎敏郎選手のライトへのヒットに続く、6番柴田竜拓選手のセカンドゴロで、3塁ランナー佐野選手が本塁へ戻り、得点となった。
試合には敗れたが、昨シーズンの最終戦以来295日ぶりに球場に訪れたファンは「健康管理をしてこの日を待ちわびていた」と ホーム戦での観戦に笑顔も見せていた。
ラミレス監督は試合を振り返り「今日は天候も雨で残念だったが、観客を迎え入れての試合は素晴らしい気分。こんな状況でもファンが待っていてくれてありがたいです。明日から天候も回復すると思うので、野球をエンジョイしてもらえると思います」と話した。ベイスターズのホーム戦は26日まで続く予定。