横浜の市民や企業、大学、行政が連携して新型コロナウイルスに向き合うたすけあいプラットフォーム「#おたがいハマ」が、市民を対象としたアンケート調査「新型コロナ 『これまで』と『これから』」を実施している。
横浜でのボランティア組織「I LOVE YOKOHAMA」 通称「ハマラブ」
市民がどのように新型コロナウイルス感染症と向き合い、どのような生活や取り組みを考えているのかを探り、今後の助け合いの活動につなげていくのが目的。SNSを活用して、累計10万人以上が参加する横浜地域コミュニティ「I LOVE YOKOHAMA」もこの取り組みに協力している。
アンケートの目的は、緊急事態宣言が出されている期間中の影響や「新しい生活様式」についての考え方を探ることと、市民が持っている技術や知見を必要としている団体や活動につないでいくこと。
例えば「あなたが外へ出て行うことを控えるべきだと考えたもの」という質問では、「友人との外食」「家族との外食」「一人での外食」「理美容」「ボランティア活動」「医療・インフラ・物流など社会機能維持の仕事以外の通勤」「冠婚葬祭」などの項目が並び、「自粛」についての市民の感覚の一端を把握しようとしている。
また、ICT(情報コミュニケーション技術)や、デザインなどの市民が持っているスキルを、新型コロナに向かい合う取り組みをしている団体などに結びつけて応援していくために、アンケート回答者には、地域社会に対して自分ができることを聞いている。
「I LOVE YOKOHAMA」は、質問・選択項目の作成とアンケートの拡散、回答呼びかけに協力。作成に当たっては、できるだけ回答者の意識や本音が表れること、堅苦しいばかりではない調査にすることも工夫した。
同コミュニティ管理者の佐藤勇さんは「アンケートを通じて、今の私たちがコロナによってどんな影響を受けているのかを知る機会になる。多彩なアンケート項目に『はっ!確かにそんな変化もあったな』と感じると思う」と話し、多くの人の参加を呼び掛けている。
回答期間は7月27日まで。アンケートは「#おたがいハマ」ホームページから回答できる。