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横浜シネマリンで「もったいないキッチン」 食品ロス解決のヒントを探るドキュメンタリー

監督のダーヴィド・グロスさん(左)と旅のパートナーの塚本ニキさん(右)

監督のダーヴィド・グロスさん(左)と旅のパートナーの塚本ニキさん(右)

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 オーストリア生まれの食材救出人が日本を旅するドキュメンタリー映画「もったいないキッチン」が、横浜シネマリン(横浜市中区長者町6)で上映されている。

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 映画の舞台は「もったいない精神」の国・日本。オーストリアのフードアクティビストで映画監督のダーヴィド・グロスさんが、キッチンカーで福島から鹿児島までを巡る4週間の旅の中で、食品廃棄の現場を訪れ、捨てられる食材を生かすシェフや生産者らとの交流を通じて「もったいない精神」を元にする食のアイデアと巡り合い、サステナブルな未来のヒントを探すストーリー。

 社会問題をテーマとするドキュメンタリー映画の配給会社「ユナイテッドピープル」(福岡県糸島市)が手掛けた初の制作映画。

 監督のグロスさんは、「捨てられてしまう食材を救い出しておいしい料理に変身させよう」と、欧州5カ国を巡って、廃棄食材を使った料理をつくる旅を撮ったドキュメンタリー映画「0円キッチン」(2015年)を製作している。

 ユナイテッドピープル代表の関根さんは「SDGsにかかわる映画を10年ほど配給してきて、ダーヴィド監督に出会い、映画を作りたくなった。日本の食品ロス量は年間600万トン以上。映画を観ることで、考え方や行動、生き方の幅が広がる。ぜひ映画館に足を運んで欲しい」と話している。

 8月23日17時20分からの上映後に、グロス監督、旅のパートナーの塚本ニキさん、関根さんがリモートで舞台挨拶をする。横浜シネマリンでの上映は28日まで。同館は、新型コロナウイルスの感染・拡散防止策として、座席102席を54席として営業している。

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