地元農家の野菜を使う地産地消のフレンチレストラン「Universal Dining ONE(ユニバーサル ダイニング ワン)」が8月5日、横浜市庁舎の商業施設「ラクシス フロント」(横浜市中区本町6)2階にオープンした。
県内の生産者から直接仕入れた食材をベースにアレンジを加えたフレンチコンチネンタル。新鮮な食材を農場から食卓へと届ける「Farm To Table」の考え方を実現するレストランを目指す。
ランチは、スープ、パスタ、デザート、飲み物がセットの「パスタセット」(1,800円)や、前菜やメインを選ぶことができるコース料理(2,800円~)、ディナーはコース料理のほか、アラカルト(単品料理)もオーダーできる。
店名にはコンセプトである「ユニバーサルダイニング」を掲げた。「どんな人が来ても楽しく食事ができる店にしたい」との思いから、ビーガン(完全菜食)、ハラルフード(イスラム教戒律によって食べることが許された食べ物)を希望する人、アレルギーを持つ人などにも対応。尋ねられた時だけ特別に出すのではなく、通常メニューの中に用意する。
ワインは100種類以上並び、半数以上は国内の生産者が手掛けたもの。同店マネージャーでソムリエの資格を持つ長瀬峰之さんは「おすすめは機山洋酒工業(山梨県)のブドウ『甲州』で作られた『キザンワイン』。ナチュラルでキレがあり、口当たりが非常に優しい」と薦める。日本酒は主に県内産のものをそろえた。
運営はエスプリ・デキップ(平塚市)。開店初日は同社が平塚駅前で営業するフレンチレストラン「HxM(アッシュエム)」の常連客も複数来店し、客のひとりは「ロケーションがすごくいい。みなとみらいの風景を眺めながらの料理がとてもおいしい」と話していた。
コロナ禍でのオープンにあたり、テーブルのサイズを大きくし客席を1割減らすなど感染拡大防止対策をとる。通常は100席、現在は90席(テラス席22席含む)。
営業時間は11時~23時(土日祝=22時まで)。