関内まちづくり振興会は、ロックバンド「TUBE」と共同でデザインしたオリジナルうちわを、9月1日から同会加盟の50店で2万枚配布するプロジェクト「関内・TUBE」を実施する。
2020年9月5日、「TUBE」スペシャルプログラムを生配信
毎年夏に横浜スタジアムで開催され「夏の風物詩」となっているTUBEのライブを通じて関内の街を盛り上げたいと2018年に開始した取り組み。ライブの時期に、地元連携企画としてコラボレーションスペースをオープンし、フォトパネル展「ハマスタ ライブの歴史」、大型のプロジェクターやモニターTVでTUBEのライブ映像放映、フォトスポットの設置、ライブでメンバーが着用したステージ衣装の展示、オリジナルプラカップでビールなどの飲物の提供、今回のイベントのために制作した「関内・TUBE」うちわの配布などを行ってきた。
開催されれば結成35周年、横浜スタジアムでの連続開催30回目にあたる今年は、新型コロナウィルス感染症対策のため、公演の中止が決まった。しかし、実行委は「来年の横浜スタジアムライブへつなげたい」という思いから、うちわの配布をする形で「関内・TUBE」を実施することにした。
関内まちづくり振興会会長の秋山修二さんは「うちわにはコロナ禍の終息と、来年のライブ開催を祈願した。大変な社会状況だが、経済を少しでも上げながら新型コロナウィルスと上手に向き合うために、全てを控えるのではなく、やれることをやっていきたい」と話す。
TUBEは、1985年6月1日に「THE TUBE」としてシングル「ベストセラー・サマー」でデビュー。86年4月にバンド名を「TUBE」と改め、3rdシングル「シーズン・イン・ザ・サン」をリリースした。その後も「あー夏休み」「夏を待ちきれなくて」「夏を抱きしめて」「だって夏じゃない」など、夏をテーマにした楽曲を多数ヒットチャートに送り出し、7月8日にはニューアルバム「日本の夏からこんにちは」を発売した。
横浜スタジアム公演「TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2020」が予定されていた9月5日18時から、ウェブで無観客ライブの配信を予定している。収録場所は公開されていない。